昭和35年「アカシアの雨がやむとき」 ポリドール・レコード
唄:西田佐知子 作詞:水木かおる 作曲:藤原秀行
「アカシアの雨がやむとき」がヒットした背景には、「日米安保闘争」
と関連があると言う説もあります。昭和35年1月の「日米安全保障条約」
調印を発端として若者を中心に安保闘争が発生しました。当時の若者に
はその良し悪しは別として、今の若者にはないバイタリティーがあったともいえます。
安保闘争は官憲により完全に阻止されましたが、その結果は現在の沖縄米軍基地問題と
無関係ではありません。
安保闘争の最中に東大生だった樺美智子が死亡する事故が起こりました。
昭和35年は東京オリンピックの4年前ですが、
東京の道路事情は最悪でした。交通量の急激な増加に道路が追いつかず、
至る所で道路の拡張改良工事が行われていました。
動画に当時の様子が記録されています。
ここで言うアカシヤは植物学上は「アカシヤ」ではなく
「ニセアカシヤ」です。