▼ 歌詞
下町の空に かがやく太陽は
よろこびと 悲しみ写す ガラス窓
心のいたむ その朝は
足音しみる 橋の上
あゝ太陽に 呼びかける
下町の恋を 育てた太陽は
縁日に 二人で分けた 丸いあめ
口さえきけず 別れては
祭りの午後の なつかしく
あゝ太陽に 涙ぐむ
下町の屋根を 温(ぬく)める太陽は
貧しくも 笑顔を消さぬ 母の顔
悩みを夢を うちあけて
路地にも幸(さち)の くるように
あゝ太陽と 今日もまた
昭和38年の松竹映画「下町の太陽」の主題歌
唄:賠償千恵子 作詞:横井弘 作曲:江口浩司
京成曳舟駅及び東武線の曳舟駅付近を背景とした映画です。 賠償千恵子の歌が大変ヒットしました。オリジナル版です。
東京オリンピックの前年です。東京の空は現在の北京の空を見るようでした。 外出してくると鼻の穴が黒くなるのが普通でした。私も隅田川でボートをやっていましたが公害と言う言葉が頻繁に使われ始めたのもこの頃です。
日本経済の原動力となった町工場の原点が見られます。
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