昭和41年「悲しい酒」 コロンビア・レコード
唄:美空ひばり 作詞:石本美由起 作曲:古賀政男
悲しい酒は昭和41年6月に発売された美空ひばりのシングル曲です。
美空ひばり全シングル売上の歴代第三位となりました。
もともとは昭和35年に新人歌手の北見沢淳の為に書かれた曲で
したがヒットに恵まれませんでした。北見沢が早世したため埋もれていました。
古賀はこの曲が大変気に入っていて、ふさわしい歌手を捜していました。
昭和41年になり美空ひばりのシングルレコードとして発売されました。
曲間のセリフは美空の要望で作詞の石本が一晩で書き上げました。
古賀政男が「影を慕いて」でデビューしたのは昭和7年ですが、
昭和41年に発売されたこの曲は古賀メロディーの集大成なのかもしれません。
その後、昭和47年の浜昼顔が古賀演歌の最後となりました。
古賀の帰天と共に演歌の世界も終幕を迎えたとも言えそうです。