▼ 歌詞
橇の鈴さえ 寂しく響く
雪の曠野(こうや)よ 町の灯よ
一つ山越しゃ 他国の星が
凍りつくよな 国境(くにざかい)
故郷はなれて はるばる千里
なんで想いが 届こうぞ
遠きあの空 つくづく眺め
男泣きする 宵もある
行方知らない さすらい暮し
空も灰色 また吹雪
想いばかりが ただただ燃えて
君と逢うのは いつの日ぞ
昭和09年「国境の町」 ポリドール・レコード
唄:東海林太郎 作詞:大木惇夫 作曲:阿部武雄
東海林太郎はロイド眼鏡に燕尾服を着用し直立不動の姿勢で歌う、戦前を代表する歌手です。
NHKの歌謡番組でこの姿が印象的でした。音声はオリジナル録音の音です。
「赤城の子守歌」が空前のヒットとなり、同年に発売されたこの「国境の町」も大ヒットし歌手としての地位を確立しました。
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