▼ 歌詞
昭和40年「芭蕉布」  
唄:前里秀美  作詞:吉川安一  作曲:普久原恒男


最初の歌詞は英語でしたが沖縄県鳩間島生まれの詩人吉川安一が日本語の作詞をおこなったのち全国で愛唱されるようになりました。歌声喫茶では人気のある曲のひとつでした。沖縄出身の歌手、前里秀美の歌唱です。
芭蕉布は芭蕉の葉の繊維を編んだ織物で、その技法は国の重要無形文化財に指定されています。 私が沖縄県(当時の名称:南西諸島)を訪れたのは昭和39年で米国の統治下にありました。旅券に予防接種も必要でした。 石垣島の川平湾は非常に印象的で人一人見当たらず、ゴミひとつ落ちていない砂浜の波打ち際でコバルトスズメダイを手で掬うことが出来ました。
日本へ返還されてからは一度も出かける機会はありませんが、最近の映像で見る限り、川平湾は人で溢れ観光船がやたらに走りまわっています。砂浜でサカナを掬うどころかゴミでも掬いそうな感じです。
人々は金と引き換えに島を失いました。
昭和39年7月25日  当時の川平湾
昭和39年7月25日  コバルトスズメダイ
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